野沢雅子さん、90歳を前に記念プロジェクト始動 60年以上のキャリア

孫悟空の声として世界中で知られる野沢雅子さんが、2026年10月25日に90歳を迎えます。記念商品の発表とあわせて、この方が60年以上にわたって何を担ってきたのかを整理します。
記念アパレルの内容
FAVOLCから発表された内容は次のとおりです。
- 受注期間:2026年8月22日21時から9月6日23時59分まで
- 品目:Tシャツ、ロングスリーブ、ライトスウェット、ポーチ、エコバッグ、ルームウェアTシャツ。若き日の写真を使ったものを含む
- 価格:3,080円から8,800円(税込)
- 取扱:FAVOLC公式オンラインストアとアニメイト通販。店頭ではなく受注販売
- 構成:全2章。第1章は「Celebration Collection」
主な出演作
代表作として真っ先に挙がるのが『ドラゴンボール』の孫悟空です。ほかに『銀河鉄道999』の星野鉄郎、『ONE PIECE』のドクター・くれはなど、年代をまたいで主要な役を務めてきました。
経歴は1963年の『鉄腕アトム』にさかのぼります。国内で最初のテレビアニメシリーズです。1968年の『ゲゲゲの鬼太郎』ではアニメ初主演を務め、2018年のリメイク版にも参加しました。同じ作品の初期版とリメイク版の両方に出るというのは、この長さのキャリアだからこそ起きることです。
2025年度の文化功労者に選ばれています。声優としては初めての選出でした。
一人で三役を演じ分けるということ
『ドラゴンボール』では、孫悟空に加えて息子の孫悟飯、孫悟天も同じ声優が担当してきました。親子三代を一人が演じるという配役は、他にほとんど例がありません。
同じ人が演じることで、血のつながりが声として表れる。一方で、同じ場面に三人が並ぶときには演じ分けが必要になります。似ていなければ親子に聞こえず、同じすぎれば区別がつかないという、相反する要求を同時に満たす必要があります。
90歳という節目が話題になりがちですが、この配役が数十年にわたって成立し続けてきたこと自体が、この方の仕事の性質を表しているように思います。
エンタモ編集部の視点
90歳という節目に注目が集まりますが、この方の仕事の性質を表しているのは親子三代を一人で演じ分けてきたという事実のほうです。似ていなければ親子に聞こえず、同じすぎれば区別がつかない。相反する要求を数十年にわたって満たし続けてきたということになります。
出典:青二プロダクションおよびFAVOLCの発表、コミックナタリー、Anime News Network。構成はエンタモ編集部。