『天地創造』が2027年に復刻へ 1995年以来、初めて現行機で遊べる

30年以上前のアクションRPGが、現行のほぼ全機種で遊べるようになります。日本では知られた作品ですが、海外では事情が違います。当時どこで売られ、どこで売られなかったのかを含めて整理します。
発表された内容
発売元から示されている情報は次のとおりです。
- 時期:2027年
- 対応機種:Nintendo Switch、Switch 2、PlayStation 4、PlayStation 5、Xbox Series X|S、PC(SteamおよびGOG)
- 発売:Clear River Games
- 原作:1995年にスーパーファミコンで発売。開発はクインテット
- 位置づけ:1995年以来はじめての現代機での再リリース
北米では、当時発売されなかった
この作品の海外での扱いには、少し変わった経緯があります。ヨーロッパとオーストラリアでは、任天堂が英語版を発売しました。しかし北米では発売されていません。
そのため、英語圏の中でも受け止め方が分かれます。英国や豪州では当時遊んだ人がいる一方、米国では長らく「話には聞くが遊べない作品」でした。海外の反応に温度差があるのは、この背景によるものです。
今回の移植が「1995年以来はじめて」と説明されているのは、公式に遊べる手段が長く存在しなかったという意味でもあります。旧作の移植は近年よく行われますが、そもそも自国で発売されなかった作品が公式に遊べるようになるという例は多くありません。
クインテットという開発会社
開発を手がけたクインテットは、1990年代に複数の作品を残したあと、活動が確認できなくなった会社です。作品の権利がどこにあるのかが長く不明瞭で、それが移植を難しくしてきたと語られることもありました。
今回、Clear River Games という発売元から復刻が発表されたということは、権利の整理が進んだことを意味します。旧作の復刻において、技術的な作業より権利の所在を確定させるほうが時間がかかる、というのはよくある話です。
2027年という発表から発売までの長さも、この種の作品では珍しくありません。原作の素材が残っているか、動作を再現できるかを確かめる工程が入るためです。
エンタモ編集部の視点
北米で当時発売されなかった作品が、30年以上経って公式に遊べるようになる。旧作の復刻としては珍しい部類です。技術的な作業より、権利の所在を確定させるほうに時間がかかったのだと考えられます。2027年という発表から発売までの間隔も、その工程を含んだものでしょう。
出典:Anime News Network、および Clear River Games の発表。構成はエンタモ編集部。