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F1新人起用規定で首位アントネッリら5人がハンガリーGP初日FP1欠場

2026年7月23日 22:29エンタモ編集部
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F1第13戦ハンガリーGPの初日フリー走行(FP1)に、ドライバーズ選手権首位を走るキミ・アントネッリを含む5人のレギュラードライバーが出走しないことが明らかになった。各チームには年間を通じて新人ドライバーを両方のマシンで最低2回走行させる規定があり、スプリント形式ではなく勝手知ったるハンガロリンクでの開催となる今大会が、その義務を果たす好機とされたためだ。

アントネッリは元F2王者ヴェスティに交代

ルイス・ハミルトンに45ポイント、ジョージ・ラッセルに50ポイント差をつけて首位を走るアントネッリに代わり、メルセデスのリザーブドライバーであるフレデリック・ヴェスティがFP1でステアリングを握る。ヴェスティは先月のスペインGPでもアントネッリの車両を運転しており、これでアントネッリのシーズン中の義務走行は完了する見込みだという。一方、ラッセルはまだ自身のマシンを新人に譲っておらず、夏休み明けの残り11戦のうちさらに2回、練習走行を欠場するとみられている。

「またW17に乗って経験を積める機会を楽しみにしている」(ヴェスティ)

各チームの起用ドライバー

今回FP1に出走するのは、メルセデスのヴェスティ(アントネッリの代役)に加え、マクラーレンのレオナルド・フォルナローリ(オスカー・ピアストリの代役)、アルピーヌのポール・アロン(フランコ・コラピント代役)、ハースの平川亮(オリバー・ベアマン代役)、キャデラックのコルトン・ハータ(バルテリ・ボッタス代役)の5人。フォルナローリはF3・F2を連覇した実力者で、先月のスペインGPではランド・ノリスの車両を担当。ハースへの移籍が噂されている中、6月にはマクラーレンからハースへ「TPC」テストの形で貸し出されてもいた。

ハース移籍説にも言及

ハースのアヤオ・小松代表はフォルナローリの去就について、慎重な姿勢を見せている。

「現時点で何かを決めているわけではない。選択肢を残しているだけで急いではいないが、(テストでの)レオの仕事ぶりは素晴らしかった」(小松代表)

アロンはすでに今季3度目のFP1出走となり、過去にはアウディからの貸し出しでバルセロナやオーストリアでも走行経験を積んでいる。かつてインディカーで活躍したハータも新人枠での出走が続いており、若手たちの台頭がハンガリーGP初日を彩ることになりそうだ。

エンタモ編集部の視点

選手権首位のドライバーが、練習走行を走らないという状況です。規定が生んだ逆転現象で、順位が高いほど不利になるわけではありませんが、貴重な走行時間を手放すことにはなります。ハンガロリンクが選ばれたのには理由があります。

新人にFP1を走らせる義務は、なぜ設けられたのか

F1では実車を使ったテストが厳しく制限されています。開発費の高騰を抑えるための措置ですが、副作用がありました。新人が実車に乗る機会が、ほとんど無くなったことです。

シミュレーターでいくら走っても、実際のマシンで感じる荷重や熱、無線のやり取りの慌ただしさは再現しきれません。経験を積む場が無いまま、いきなりレースに出ることになる。これでは若手が育ちません。

そこで各チームに、シーズン中に一定の回数、経験の浅いドライバーを金曜の走行で起用する義務が課されました。狙いははっきりしていて、実車に乗る時間を制度として確保することです。

ただしチームにとっては、レギュラードライバーが走る時間を失うことでもあります。だからどの週末に義務を果たすかは、慎重に選ばれます。コースを熟知していて、天候が読みやすく、スプリント形式ではない週末が好まれる。ハンガロリンクが5チーム分も集中したのは、その条件が揃っていたからです。

出典:Sky Sports F1より。翻訳・要約はエンタモ編集部。

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