Fatboy Slim、英ブライトンの老舗ライブハウス存続を支援

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英国の人気DJ、Fatboy Slim(本名ノーマン・クック)が、ブライトンの小さなライブハウス「The Pipeline」を地域所有にするプロジェクトに出資したことが分かった。総額700万ポンド規模のこの取り組みは、音楽ベニューの不動産を買い取って将来を守る団体「Music Venue Properties(MVP)」によるもので、その活動から「音楽版ナショナル・トラスト」とも呼ばれている。
10軒目の物件として仲間入り
The Pipelineは、MVPが買い取る英国内で10軒目の施設となる。MVPには、Fatboy Slimのほか、マンチェスター市長のアンディ・バーナム氏や、バンド「スクイーズ」のフロントマン、グレン・ティルブルック氏らも出資している。Fatboy Slimは今年6月、収容60人という小さなこの会場でソールドアウトのライブを行ったばかりだった。
「音楽業界の生命線」
Fatboy Slimはこの取り組みについて、こう語っている。
「こういう会場は、僕がキャリアを始めた頃を思い出させてくれる。夢が叶ったり、思い出が生まれたりする場所で、偉大なアーティストたちが腕を磨く場所なんだ」
さらに「今の経済状況では生き残るのが難しい。MVPが買い取れば、家賃を上げず、彼らの声に耳を傾ける“良心的な大家”になれる」と説明した。2017年からThe Pipelineを運営してきたトーマス・エヴレノス氏も、「もし家賃を上げようとする大家に当たっていたら、恐らく諦めていた」と安堵の声を明かしている。
閉店が相次ぐグラスルーツ会場
Music Venue Trustによると、英国の草の根音楽会場の半数以上が昨年利益を出せず、30会場が閉鎖、業界全体で約6000人分の雇用(全体の約2割)が失われたという。一方で、こうした小規模会場でのライブ観客数は13%増加し、新人・中堅アーティストのライブに2100万人が足を運んだと報告されている。MVP側の担当者は「ブライトンは活気ある街だが、アーティストが腕を磨くための生の演奏の場が必要だ」と、地域における草の根会場の役割の重要性を強調した。
出典:BBC Entertainmentより。翻訳・要約はエンタモ編集部。



