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音楽

トラビス・スコット新作、Oasisから影響「Utopia」続編に意欲

2026年7月23日 23:48エンタモ編集部
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米ラッパーのトラビス・スコットが、2023年の アルバム「Utopia」に続く新作について語った。米メディアVarietyのインタビューで、英ロックバンドOasisをはじめ多彩なアーティストから影響を受けていることを明かしている。

Oasisやパーラメントなど幅広い影響源

トラビスは新作について「今まさにアルバムを制作していて、最高だ」とコメント。「これまで作ったことのないサウンドを目指して、常に自分を追い込んでいる」と意欲を語った。具体的なサウンドの詳細は明かさなかったものの、影響を受けたアーティストとしてOasis、Parliament、Don Toliver、Raphael Saadiq、Daft Punkの名前を挙げた。さらにVan Halenについては「壮大なコーラスとハードなベースライン」が参考になったと説明している。

ツアー経験がショーの演出にも反映

トラビスはツアーでの経験も新作に影響しているとし、次のように語った。

「一番後ろの席にいる人にも、隣にいる人と同じように届く何かを作りたい。ショーをもっと演劇的なものへ高めようとしている」

また「Utopiaはもともと舞台作品になる予定だった」と明かし、「すべてがデジタル化されてしまう前に、本物の体験を取り戻したい」と、ライブ表現へのこだわりをのぞかせた。

ノーラン監督作への出演も話題に

音楽活動と並行して、トラビスはクリストファー・ノーラン監督の新作映画にも出演。トロイ戦争を語る吟遊詩人役でカメオ出演を果たしている。ノーラン監督はキャスティングの理由について「この物語が口承詩として伝えられてきたことを示したかった。それはラップに通じるものがある」と説明した。トラビスは同監督の「TENET」でも楽曲提供をしており、今作でもエンドクレジット曲をジェームス・ブレイク、ルドウィグ・ゴランソンと共作している。新作アルバムの詳細な発売時期は明らかになっていないが、続報が待たれる。

エンタモ編集部の視点

ヒップホップのトラビスがOasisやVan Halenを影響源に挙げる点に、ジャンルの境界が実質的に消えた現代音楽の姿が表れている。ロックの壮大なコーラスをラップに取り込む発想は、聴き手が育ったプレイリストの雑食性そのものだ。「作ったことのないサウンド」を追う姿勢は、成功後も自己模倣に陥らないための健全な飢餓感といえるだろう。

影響を受けた名前を挙げることの機能

制作中の作品について語るとき、具体的な内容ではなく影響源を挙げるという答え方があります。今回もサウンドの詳細は明かさず、名前だけが並んでいます。

これには機能があります。聴く側は、その名前から何かを想像します。Oasisと言われれば、次の作品にそういう要素があるのではないかと考える。実際にそう聞こえるかどうかとは別に、期待の枠を先に作れるということです。

同時に、外れにくい答え方でもあります。具体的な内容を約束すれば、違ったときに落差が生まれます。影響を受けたという言い方であれば、直接的に聞こえなくても嘘にはなりません。

挙げられている名前の幅も見どころです。英国のロックバンド、1970年代のファンク、現在活動する同世代。年代もジャンルもばらばらな並びは、一つの方向に寄せるつもりがないという宣言としても読めます。

出典:NMEより。翻訳・要約はエンタモ編集部。

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