Apple Storeアプリに AI買い物アシスタント搭載か 米で先行導入へ

画像:Filter Apple store apps for iPhone versions/Wesley Fryer(BY 2.0) / 出典 / ライセンス(本文の内容と直接の関係はないイメージ画像です)
Appleが「Apple Store」アプリのプライバシーポリシーを更新し、まだ公開されていない「バーチャルショッピングアシスタント」に関する新項目を追加したことが分かった。MacRumorsが最初に指摘し、9to5Macが詳細を伝えている。買い物の相談に乗ってくれるAIチャットボット機能が近く導入される可能性が高まっている。
プライバシー規約に新セクションが出現
Apple Store App & Privacyのページには「Virtual Shopping Assistant」という新しい項目が追加された。そこには、この機能が利用可能になった場合、アカウント情報や端末識別子、キャリア情報、チャット内容、そして許可すれば位置情報まで収集し、回答の個人化や精度向上に使うと記載されている。
外部パートナーにも情報共有、個人情報は削除
規約では、チャット内容を外部パートナーと共有する前に個人を特定できる情報を取り除くとしている。
「これらのパートナーは、Appleが会話形式の応答を提供する手助けをするためだけにこの情報を利用します」
この記述から、少なくとも一部の機能は外部企業のAIモデルによって支えられている可能性が高いとみられる。会話の履歴はアプリ内に保存され、ユーザーが後で見返せるほか、Appleの事業分析にも使われる。さらに「Chat Improvements」という設定をオンにすれば、会話データをアシスタントの改善に役立てるかどうかを利用者自身が選べる仕組みも用意されているという。
まずは英語圏から? 店舗でもAI活用が拡大中
規約の書きぶりからは、この機能がまず一部の国や地域、おそらく英語圏から先行導入され、その後対応言語や地域を広げていく可能性が指摘されている。Appleは今回のニュースに先立ち、小売パートナー向けの研修アプリ「Sales Coach」にもAIチャットボットを追加済みで、公式の教材や資料をもとに質問に答える機能を提供している。また、一部店舗ではジーニアスバーでの会話をAIが記録・要約する「Live Notes」システムをテスト中とも報じられている。Apple Storeアプリへの導入時期や対応地域など、詳細は現時点では明らかになっておらず、今後の続報が待たれる。
エンタモ編集部の視点
未発表の機能が、規約の更新から先に判明したという経緯そのものが興味深い事例です。注目したいのは、チャット内容を外部のパートナーと共有すると書かれている点。自社のモデルだけで完結していない可能性が読み取れます。
規約の更新が、発表より先に来ることがある
この種の発見は「リーク」とは少し性格が違います。流出した内部資料ではなく、企業が自分で公開した文書を読んだ結果だからです。そのぶん精度が高くなります。
なぜ発表前に規約が動くのか。機能を提供する時点では、どんなデータを集めて何に使うのかを開示し終えている必要があるためです。準備の順序として、規約の更新が先に来ることがあります。
同じ理由で、アプリの中に含まれる文字列や、サーバー側の設定からも未発表の機能が見つかることがあります。表に出す準備が段階的に進むため、どこかに先に痕跡が現れる。今回のようにプライバシーポリシーに項目だけが増えているという状態は、その典型です。
出典:9to5Macより。翻訳・要約はエンタモ編集部。