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新ガンダムアニメ「RG XARX-ZERO」2027年始動、神山健治が新時代描く

2026年7月24日 06:44エンタモ編集部
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「機動戦士ガンダム」シリーズに、これまでにない世界観を持つ新作アニメが加わることが発表された。米サンディエゴ・コミコンでバンダイナムコフィルムワークスが発表した「機動戦士ガンダム RG XARX-ZERO」は、2027年の放送・配信を予定している完全新規タイトルだ。

本作は「宇宙世紀」でも「西暦」でもない、まったく新しい時間軸「After Apocalypse(アフター・アポカリプス)」を舞台とする。この新世界観は、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』などで知られる神山健治氏が創出したもので、制作はSola Animationが担当する。世界観構築には小説家の円城塔氏も参加している。

物語の舞台は「アポカリプス」後の世界

作中では、他銀河から飛来した知的物体がもたらした重力制御・超光速通信・認知物質化という3つの技術革新により、人類は太陽系規模の繁栄を手にする。しかしその発見からわずか10年足らずで、この物体は暴走を始め、自己増殖する攻撃的な生態系「アポカリプス」を生み出してしまう。人類は地球を放棄せざるを得なくなり、その年を「A.A.1年」と定めた。物語は、アポカリプスしか知らずに月面で育った少年ライ・アヅミ(声:大塚剛央)が目覚める場面から始まる。

神山健治監督が語る新ガンダム創造の苦悩

神山監督は「宇宙世紀でも西暦でもない、まったく新しいガンダムを」というオファーを受け、地球連邦やジオン公国に代わる勢力設定、ニュータイプやミノフスキー粒子に代わる概念など、多くの課題と向き合ったという。

「長年愛してきたシリーズのガンダムを、ゼロから自分の手で作れる機会をもらった。これほど胸躍ることはないと思い直した」

そうして生まれたのが本作「RG XARX-ZERO」だという。

ゲーム「Rogue Orbit」と時系列でつながる世界

本作は、今年6月のSummer Game Festで発表されたゲーム「Gundam Rogue Orbit」と同一世界観を共有する作品でもある。アニメとゲームはそれぞれ異なる視点から同じ世界を描いており、アニメの物語はゲームより約100年前の時代を舞台にしているという。ゲームは高機動アクションが特徴で、『DOOM』(2016年版)の作曲を手がけたミック・ゴードン氏が音楽を担当。ゲームも2027年の発売が予定されている。長い歴史を持つガンダムシリーズにおいて、アニメとゲームが世界観を共有しながら展開される今回の試みは、これまでにない新しい方向性として注目される。

エンタモ編集部の視点

宇宙世紀でも西暦でもない時間軸を新しく作る、というのがこの企画の核心です。ガンダムは世界観の連続性で成り立ってきた面が強いシリーズなので、そこを切ったときに何が残るのかが問われます。神山健治と円城塔という組み合わせは、設定の理屈を作り込む方向に振った布陣に見えます。

ガンダムの「年号」は、こうして増えてきた

1979年の『機動戦士ガンダム』が作ったのが宇宙世紀です。以後しばらくは、続編も外伝もこの年表を共有していました。同じ歴史の中の別の出来事として並べられる、というのがシリーズの前提でした。

この前提が最初に破られたのが1994年の『機動武闘伝Gガンダム』で、未来世紀という別の時間軸が持ち込まれました。以降は作品ごとに独自の年号を立てる形が定着します。『W』のアフターコロニー、『X』のアフターウォー、『SEED』のコズミック・イラ、『00』の西暦、『鉄血のオルフェンズ』のポスト・ディザスター。それぞれが別の世界です。

つまり新しい時間軸を作ること自体は、このシリーズでは珍しくありません。今回の「アフター・アポカリプス」も、その系譜の上にあります。

むしろ目を引くのは、その世界の成り立ちの説明のしかたです。他銀河から来た知的物体がもたらした技術で人類が繁栄し、その物体が暴走して地球を放棄することになった。従来のガンダムは、人類が宇宙に出たことから生じる政治的な対立を軸にしてきました。外部からの要因で世界が変わるという構造は、そこからの離れ方としてはかなり大きい。ニュータイプやミノフスキー粒子に代わる概念を作らねばならなかった、という監督の言葉は、この距離を示しています。

出典:Polygonより。翻訳・要約はエンタモ編集部。

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