沖縄舞台の新作映画『Color of the Sun』ヴェネチア映画祭出品へ

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東京を拠点に活動するフォトグラファー・CM監督のグザヴィエ・テラ氏が手がける長編デビュー作『Color of the Sun(原題)』が、第83回ヴェネチア国際映画祭のHorizons部門での上映を控え、パリの配給会社The Pool Filmsによって世界配給権が獲得されたと海外メディアが報じた。テラ氏はHarry StylesやKaytranada、Rosaliaといったアーティストとのコラボレーションで知られる人物で、今回が初の長編映画となる。
本作は在日米軍基地が多く残る沖縄を舞台にした青春群像劇。高校卒業前、最後の夏休みを過ごす日本人少年カメイと友人たちが、基地で育った少年コリンと出会い交流を深めるなかで、それぞれが抱える葛藤や自身のアイデンティティと向き合っていく姿を描くという。撮影は沖縄で行われ、セリフは日本語と英語の両方が使われている。
撮影監督は『君の名前で僕を呼んで』の名手
撮影は35mmフィルムで行われ、撮影監督を務めるのはサヨンプ・ムクディープローム氏。ルカ・グァダニーノ監督の『君の名前で僕を呼んで』や『チャレンジャーズ』、アピチャッポン・ウィーラセタクン監督のパルムドール受賞作『ブンミおじさんの森』などで知られる名手だ。イタリア・カナダ・日本による国際共同製作で、プロデューサーにはジェイニー・シャルティエ氏、ステラ・ロッサ・サヴィーノ氏、宮川アントニオ氏、ジェレミー・O・ハリス氏、しょうげん氏が名を連ねる。
監督が語る沖縄への想い
キャストには島尻直人、大道、市郎アンドレ・カストロ、平良勇真といった新人俳優に加え、ウエスト・マルホランドが出演。テラ監督はコロナ禍に東京から沖縄へ移住した経験から着想を得たと明かしており、コメントでは次のように述べている。
「政治的なテーマとして描くのではなく、出自は同じでも背景の異なる二人の少年の関係性という、より個人的な物語を通してこれらのテーマを探りたかった」
ヴェネチア国際映画祭は9月2日から12日まで開催予定。世界初上映後、The Pool Filmsは各国の配給会社への売り込みを進める方針だという。日本国内での配給や公開時期については現時点で明らかになっていない。
出典:Varietyより。翻訳・要約はエンタモ編集部。



