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F1フェラーリ、2026年前半戦を分析 開幕苦戦も終盤で反撃

2026年7月29日 19:02エンタモ編集部

画像:Insane. MotorTrend describes the D… compared to the McLaren F1/jurvetson(BY 2.0) / 出典 / ライセンス(本文の内容と直接の関係はないイメージ画像です)

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F1第11戦を終えた時点で、フェラーリはコンストラクターズ選手権2位をキープしている。開幕戦からメルセデスに独走を許す苦しい展開が続いたが、チーム代表フレデリック・バスールは「前半戦は2つの段階に分かれていた」と分析。バルセロナGPではルイス・ハミルトンが、シルバーストンGPではシャルル・ルクレールがそれぞれ優勝を飾るなど、後半にかけて着実に差を縮めてきたという。

「スペインGPまではメルセデスが独走状態で、4〜5戦で我々より100点近く多く獲得していた。しかしスペイン以降は、その4〜5戦で我々の方が上回るポイントを獲得できている」
とバスールはハンガリーGP後に語った。

クオリファイでの差はどう縮まったのか

予選でのポールポジションとのタイム差を見ると、モナコGPまでは平均0.442秒だったのに対し、バルセロナGP以降は0.204秒まで縮小している。ただしライバルも進化しており、レッドブルは0.577秒から0.466秒へ、マクラーレンは0.469秒から0.383秒へと差を詰めている。ハンガリーGPではランド・ノリスがポールを獲得するなど、マクラーレンの進化も著しい。

エンジン開発が今後のカギに

バスールは「エンジン側の改善が必要だ。シャシーよりも開発に時間がかかるが、必ず実現する」と述べ、パワーユニットの遅れを認めた一方、シャシー開発のペースを維持する重要性を強調した。ハミルトンも「直線では0.3〜0.4秒ほど遅れていたが、アップグレードは毎戦続けてきた。後半戦はもっと強くなれるはずだ」と前向きな見解を示している。

ルクレールも後半戦の開発競争に注目

ルクレールは「今シーズンはアップグレードの重要性がかつてないほど大きい選手権になっている。ハンガリーGPでのマクラーレンの躍進がその証だ」と指摘。フェラーリも開発の勢いを維持できるかが、残り12戦の行方を左右しそうだ。

エンタモ編集部の視点

フェラーリの巻き返しは、単なるタイム差の縮小以上に「開発競争の構図」を示す好例といえる。パワーユニット開発で後手に回りながらもシャシーで対抗する姿勢は、限られたリソースでどう戦うかという戦略論としても興味深い。ハンガリーGPでのマクラーレンの躍進は前半戦の力関係を再び揺るがしており、後半戦は3強混戦の様相を呈しそうだ。日本GPを含む終盤戦、フェラーリのエンジン改善がどこまで進むか注視したい。

チームが見ているのはドライバーズ選手権ではない

F1には二つの選手権があります。ドライバー個人を競うものと、チームを競うコンストラクターズ選手権です。報道ではドライバーの争いが中心になりますが、チームの経営にとって重みが大きいのは後者です。

理由は賞金です。分配額はコンストラクターズ選手権の順位で決まります。ドライバーが何位で終わろうと、チームに入る金額はここで決定される。翌年の開発費に直結するため、優先順位が変わってきます。

この違いは戦い方にも表れます。ドライバーズを狙うなら1台に資源を集中させる判断もあり得ますが、コンストラクターズでは2台の合計で争うため、両方が確実に入賞するほうが有利になる場面が出てきます。1台が勝って1台がリタイアするより、2台が3位と4位で並ぶほうが点数が多い、ということが起こります。

チーム代表がコンストラクターズの差を具体的に語り、両ドライバーの優勝を並べて説明しているのは、この立場からの発言だと読めます。

出典:Motorsport.comより。翻訳・要約はエンタモ編集部。

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