フィービー・ブリジャーズ新作『Lost Weekend』収録曲を公開

シンガーソングライターのフィービー・ブリジャーズが、2020年の『Punisher』以来となるサード・アルバム『Lost Weekend』の収録曲リストを公開した。作品が事前に流出したことを受け、本人がInstagramで正式に詳細を発表した形だ。アルバムは8月14日にDead Oceansからリリース予定で、現在予約受付中となっている。
全16曲、3枚組構成を採用
収録曲は全16曲で、SIDE A・B・Cの3パートに分けられている。SIDE Aの1曲目は「The Outside」、続いて先行シングル「Lost Boys」がラインナップ。同曲にはboygeniusでの盟友であるルーシー・ダッカスとジュリアン・ベイカーがボーカルで参加し、クリスチャン・リー・ハトソンがアコースティックギター、ジャック・アントノフも複数の楽器を演奏している。ほかにも「Kill Me」「The Governor’s Waltz」「Bobby」「Haunted」、そしてアルバムタイトル曲「Lost Weekend」などが収録される。
ジミー・ファロンでの披露や過去公演での新曲お披露目も
ブリジャーズは今月放送された「The Tonight Show Starring Jimmy Fallon」で、先行シングルをバンド編成とアコースティック編成の2バージョンで披露している。さらに、3年ぶりとなったニューメキシコ州ロズウェルでのソロ公演で新曲3曲を初披露したのち、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンでの公演では新たに7曲を演奏したと報じられている。プレスリリースによれば、本作は「これまでの作風の特徴を洗練させつつ、随所に驚きが詰まった」内容になっているという。
秋からワールドツアーも始動、公演中は「スマホ禁止」
アルバムに合わせて「The Lost Tour」と題したツアーも決定している。9月に北米からスタートし、11月から12月にかけてイギリス・アイルランド・ヨーロッパを回る予定だ。北米公演のサポートアクトはAlex G、イギリス・ヨーロッパ公演ではIsaac Woodが務める。イギリス・アイルランド公演にはダブリンの3Arena、マンチェスターのCo-op Live、そして12月1日のロンドン・The O2でのステージが含まれる。なお、全公演を通じてスマートフォンなどの撮影機器の使用を禁止する「ノーフォン」ルールが導入されることも明らかにされた。
エンタモ編集部の視点
boygeniusでの活動を挟んだうえでのソロ作という位置づけが、収録曲の顔ぶれにそのまま出ている。ルーシー・ダッカスとジュリアン・ベイカーが客演に回り、ジャック・アントノフが演奏側で加わる布陣は、ソロ名義でありながらこの数年の関係をそのまま持ち込んだ形だ。全16曲を3パートに分ける構成も、簡潔にまとまっていた前作とは違う方向を向いている。
「スマホ禁止」公演が広がっている背景
今回のツアーで全公演に導入される撮影禁止は、近年の海外公演では珍しくなくなっています。入場時に専用ポーチへ端末を封入し、会場を出るまで開けられない方式が一般的で、ボブ・ディランやジャック・ホワイトなどが早くから採用してきました。
SNSでの拡散を捨てることになるため、集客の面では不利にも見えます。それでも導入が続くのは、その場にいた人だけが体験を持ち帰る構図をつくれるからです。画面越しに観客が演奏を追う光景をなくし、演者と客席の距離を戻す狙いがあります。
日本の会場でも撮影禁止は元々厳しく運用されてきましたが、ポーチによる物理的な封印まで行う例はまだ多くありません。来日公演が組まれた場合に同じ運用が持ち込まれるかは、日本のファンにとって気になる点になりそうです。
出典:NMEより。翻訳・要約はエンタモ編集部。