『プラグマタ』続編の可能性大とカプコムが明言、売上好調が後押し

カプコムの新作アクションゲーム『プラグマタ』について、続編制作の可能性が高いことが明らかになった。2026年度第1四半期の決算発表を受けて、カプコムの島内幸一執行役員がBloombergの取材に応じ、同作の好調な売れ行きを踏まえて言及したという。
カプコムが発表した決算資料によると、『プラグマタ』は発売から250万本の売上を記録し、同時期に発売された『バイオハザード レクイエム』も800万本を売り上げるなど、いずれも好調な成績を収めている。これらの実績を背景に、カプコムの株価は今週19%前後上昇したと報じられている。
社内予想を上回る好調ぶり
Bloombergの報道によれば、島内氏は『プラグマタ』の勢いについて「社内予想を上回った」とコメントし、続編について次のように語ったという。
「続編の可能性は高い」
好調な要因の一つとして、発売前のマーケティング施策と、主人公の一人であるヒロイン・ダイアナの人気が挙げられている。カプコムは、ダイアナというキャラクターの魅力が国内外での販売を後押ししたとみているようだ。
開発陣も続編に前向き
続編への期待は今回が初めてではない。今年5月にはディレクターのチョ・ヨンヒ氏が続編制作への意欲を示しており、カプコムUSAのロブ・ダイアー氏も発売後のコメントで『プラグマタ』がシリーズ化する可能性を示唆していたと伝えられている。
異色の作品が生んだ成功
『プラグマタ』は、他の大手パブリッシャーが手堅い作品作りに傾く中で、あえて挑戦的なコンセプトに踏み込んだ意欲作として注目されていた。今回の好調な売上と続編への期待の高まりは、そうした挑戦が結果につながったことを示していると言えそうだ。今後、カプコムから続編に関する公式発表があるか注目される。
エンタモ編集部の視点
『プラグマタ』は発表当初から「攻殻機動隊」的なSFビジュアルとダイアナというキャラクター性で日本のコアゲーマー層からも高い関心を集めていた作品。今回の好調な数字と経営陣の発言は、単発の話題作で終わらせず長期IPとして育てたいカプコムの意図を映しているとみられる。『バイオハザード』のような看板シリーズに次ぐ新規IPとして定着するか、続編の公式発表とその内容が今後の注目点となりそうだ。
決算資料が、続編の予告として機能する
上場企業には業績を開示する義務があります。ゲーム会社の場合、その中でタイトルごとの販売本数が示されることがあります。今回の250万本、800万本という数字も、決算資料に出てきたものです。
この数字が出ると、続編の判断は外からもある程度推測できます。開発費を回収し、次に投資する根拠が数字として示されるためです。ファンにとって、決算発表日が情報源になるという状況が生まれます。
あわせて読み取れるのが、シリーズ間の規模の差です。同じ会社の同時期の作品で250万本と800万本。新規タイトルと長寿シリーズでは、そもそも見込む水準が違います。250万本が「社内予想を上回った」と評価される一方、800万本でも既存シリーズとしては通常の範囲ということが起こります。数字の大小だけでなく、何と比べているかを見る必要があります。
出典:Eurogamerより。翻訳・要約はエンタモ編集部。