2026年9月10日(木)ENTAMO
世界のエンタメを、日本語で。
ガジェット

Androidに車酔い軽減機能 画面の点が車の動きに合わせて動く

2026年8月25日 20:34エンタモ編集部
スポンサーリンク
結論
GoogleがMotion Assistという機能をAndroid 17で提供します。画面の縁に14組ほどの小さな点を表示し、端末のセンサーで検知した車の動きに合わせて動かす仕組みです。乗車を検知して自動で有効になる設定と、クイック設定タイルからの手動切り替えが用意されます。

移動中にスマートフォンを見ていると気持ち悪くなる。この問題に、画面側から対処する機能が入ります。仕組みそのものは単純ですが、なぜそれで効くのかを知っておくと使いどころが分かります。

何が表示されるのか

画面の周囲に小さな点が並びます。数は14組ほどとされています。この点が、端末のセンサーで捉えた車の動きに合わせて実時間で動きます

動く向きは、乗っている人が感じる動きと逆になります。左に曲がれば点は右へ流れる。慣性で体が受ける方向と対応させるためです。

なぜそれで酔いが軽くなるのか

乗り物酔いは、目から入る情報と、耳の奥の平衡感覚が食い違うことで起きるとされています。専門的には感覚の衝突と呼ばれます。

移動中に画面を見ている状態は、この食い違いが最も大きくなる場面です。三半規管は動きを感じているのに、目に映る画面は止まっている。脳がこの矛盾を処理しきれず、不調として現れます。

画面の中に動く点を置くと、目にも動きの情報が入ることになります。食い違いが小さくなるぶん、負担が減るという理屈です。文字を読む邪魔にならない程度の小さな点で足りるのは、目的が「動きの手がかりを与えること」だけだからです。

使い方の設定

提供される設定は次のとおりです。

  • 自動:端末が移動中の車内にいると判断したときに有効になる
  • 手動:クイック設定にタイルを追加して切り替える

iPhoneには先に入っていた

同じ考え方の機能は、AppleがiOS 18の段階で先に入れています。Android側は後追いという位置づけです。

ただし後から入れる側には、先行例で何が問題になったかを踏まえられるという利点があります。自動で有効になる判定の精度や、点が邪魔にならない大きさの調整といった部分は、実際に使ってみないと分からない領域です。

酔いやすい人は、乗る前に一度オンにして試しておくのが確実です。走り出してから設定を探すこと自体が、いちばん酔う行動になります。

エンタモ編集部の視点

仕組みそのものは単純ですが、乗り物酔いの原因が目と平衡感覚の食い違いにあるという前提を知っていると、なぜ小さな点で足りるのかが分かります。目的は動きの手がかりを与えることだけだからです。iOSに先行例があるぶん、Android側は調整の面で有利な立場にあります。

出典:The Verge、Android Police、9to5Google の各報道。構成はエンタモ編集部。

スポンサーリンク

Related