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BTS世界ツアーが牽引 HYBE売上高987億円で過去最高を記録

2026年7月29日 12:55エンタモ編集部

画像:006wsurhgy1fr6pb804lej31kw11y4qp/Yun_Q(PDM 1.0) / 出典 / ライセンス(本文の内容と直接の関係はないイメージ画像です)

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BTSの所属事務所HYBEが、2025年第2四半期(4〜6月期)の決算で過去最高の売上高と営業利益を記録したことが明らかになった。ワールドツアーとアルバム「ARIRANG」の好調な売れ行きが業績を押し上げた形だ。

HYBEの発表によると、第2四半期の売上高は1兆4500億ウォン(約987億円)、営業利益は1709億ウォン(約116億円)で、いずれも四半期ベースで過去最高を更新した。営業利益は前年同期比でおよそ160%増となっている。

ツアー収益が前年比132%増の背景

HYBEが「アーティスト直接関与収益」と呼ぶ、音源・コンサート・広告出演などによる売上は1兆400億ウォン(約708億円)に達し、前年同期比132%増を記録した。牽引役となったのがBTSのワールドツアーだ。5月2日から28日にかけて行われた全12公演で64万1000枚のチケットを売り上げ、興行収入は1億2780万ドルにのぼった。これはビルボードが2019年にツアーチャートの集計を始めて以来、グループとしての月間最高興行収入記録となり、ローリング・ストーンズが持っていた記録を上回った。BTSはこの月間チャートで2カ月連続の首位、2019年5月以降では通算4回目の首位獲得となっている。

アルバム「ARIRANG」が再びトップ10入り

今年3月にリリースされたアルバム「ARIRANG」は、ボーナストラック2曲を収録したピクチャーディスク仕様のバイナル盤発売を機に人気が再燃。ビルボード200アルバムチャートで26位から9位へと順位を上げ、トップ10に返り咲いた。

また、BTSは7月19日に行われたイベントのハーフタイムショーに出演し、2020年にHot100で1位を獲得した代表曲「Dynamite」を披露。現在は新曲「Normal」のプロモーションも展開中だ。

グッズやIPライセンス収益も大幅増

アーティストが直接関与しない、公式グッズやIPライセンス、コンテンツ、ファンクラブ会員費などによる収益は4100億ウォン(約279億円)で、前年同期比59%増となった。一方で営業費用は約1兆3000億ウォン(約871億円)と前年比でほぼ倍増しており、事業拡大に伴うコスト増も浮き彫りになっている。

エンタモ編集部の視点

営業利益160%増という数字は、そのまま企業の成長率として読むと外します。ツアーが動いた四半期と、動いていない四半期を比べているからです。むしろ注目すべきは、グッズ・IPライセンス・ファンクラブといった、アーティストが直接動かなくても入ってくる収益が59%増えている点でしょう。こちらのほうが、ツアーが終わったあとに何が残るかを示しています。

K-POP事務所の決算が、四半期ごとに極端に振れる理由

従来のレコード会社は音源の権利で稼ぐ構造でしたが、韓国の大手事務所はコンサート、グッズ、ファンクラブ、コンテンツ配信までを自社の中に抱えています。売上が立つ場所がツアーに集中しているため、公演のあった四半期とそうでない四半期で数字が大きく変わります。前年同期比が3桁になることも、その逆に大きく落ち込むことも珍しくありません。

もうひとつ、韓国には兵役の制度があります。男性グループは、メンバーが順に入隊する時期にまとまった活動ができません。事務所の業績が数年単位で山と谷を描くのは、この事情も関係しています。ある年の減収が経営の失敗を意味するとは限らない、ということです。

だからこの種の決算を読むときは、四半期の伸び率ではなく、アーティストが直接関与しない収益がどれだけ育っているかを見るほうが実態に近づきます。ツアーの興行収入は一度きりですが、グッズやライセンスは公演がない期間も入ってくる。記事にある59%増という数字は、地味に見えて重要な指標です。

出典:Billboardより。翻訳・要約はエンタモ編集部。

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