FF8リメイクに吉田直樹氏が言及 FF7超える規模になる可能性

『ファイナルファンタジー8』のリメイクについて、スクウェア・エニックスの吉田直樹氏(FF14プロデューサー)が言及したことが話題になっている。正式なリメイク発表ではないが、実現すればFF7リメイク3部作以上のスケールになるとの見方が示された。
ファンフェスティバルで語られたFF8リメイクの可能性
FF14のファンフェスティバルイベントに、FF7リメイクシリーズを手がける濱口直樹氏とともに登壇した吉田氏。FF6・8・9といったタイトルのリメイクについて話が及んだ際、まずFF6の規模の大きさを例に挙げた。
「もちろんプレイヤーの気持ちは分かりますが、考えてみてください。FF6を見てください、とても大きなゲームです。スケールが本当に膨大なんです」
この発言からも分かるように、1999年発売のFF8を含む旧作のリメイクは、単純な移植や小規模な刷新では済まない規模になるとみられている。
なぜFF7リメイク3部作より大掛かりになるのか
吉田氏はさらに、あるタイトルをリメイクすれば他の作品にも同様の要望が集まり、結果として長期間のプロジェクトになると説明した。
「もし他のタイトルをリメイクするとしたら、おそらく4作、あるいは5作に分けてリリースすることになると思います」
これはFF7リメイクが3部作構成であることを踏まえると、FF8などのリメイクはそれ以上の規模になり得るという発言だ。濱口氏も「だから『じゃあリメイクします』と簡単には言えない」と続け、実現のハードルの高さを示した。
FF8リメイクは実現するのか
現時点でFF8の正式なリメイクは発表されておらず、あくまで開発陣の発言レベルの話にとどまる。ただ、2019年にはFF8のリマスター版がPS4・Xbox One・Switch・PCで発売されており、ファンの間では正式なリメイクへの期待が根強く残っている。今回の発言は、その期待に応えることの難しさを開発側が認識していることを示すものといえそうだ。
エンタモ編集部の視点
FF7リメイクを3部作に分けた実績を持つスクエニが、FF8も同規模かそれ以上と示唆する点に、往年の名作リメイクが一大プロジェクト化した現実が表れている。単なる移植では現代の期待に応えられず、作り直しには膨大な資源が要る。ファンの「早く」という願いと、品質を担保する開発規模との板挟みが、旧作リメイクという商法の難しさを物語っている。
リメイクの規模が、原作より大きくなってしまう理由
昔のゲームは、表現できる情報量に厳しい制約がありました。町の人は数人しか歩いておらず、遠くの土地へは地図上を移動するだけ。省略された部分を、プレイヤーが想像で補っていました。
現代の技術で作り直すと、この省略が許されなくなります。町を歩けるようにすればそこにいる全員に立ち位置と会話を用意することになる。地図上の移動は、実際に歩ける地形として作らなければならない。原作で1行だった描写が、数時間分の制作物になります。
だから作り直すほど巨大になります。FF7のリメイクが3部作という形をとったのも、原作の全体を一度に作ることが現実的でなかったためです。今回「FF6を見てください、とても大きなゲームです」という言い方が出てくるのは、作品の長さではなく、作り直す作業量を指しています。旧作の規模の大きさが、そのままリメイクの難しさに直結する構造です。
出典:ScreenRantより。翻訳・要約はエンタモ編集部。