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AI議事録アプリ「Granola」がApple Watch対応開始、無料で利用可能に

2026年7月29日 12:55エンタモ編集部
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Mac向けAI議事録アプリとして知られる「Granola」が、Apple Watchに対応したアプリをリリースした。ノートパソコンを開かずとも、腕時計のワンタップだけで会議やミーティングの音声メモを取れるようになる。対応にはwatchOS 11以降が必要で、価格は無料となっている。

Granolaはこれまで、Zoomやテレビ会議中の音声を裏側で取り込み、ユーザーが入力したメモと組み合わせて要約や決定事項、タスクを自動生成する機能で人気を集めてきた。iPhone版では対面での会話や電話にも対応範囲を広げていたが、今回のApple Watch版でさらに手軽な使い方が可能になる。

Apple Watchでの使い方は?

Apple Watch版のGranolaは、パソコンから離れた場所での会話を想定して設計されている。散歩しながらの1on1ミーティングや、ホワイトボードを使った打ち合わせ、カフェでの雑談など、これまで記録が難しかったシーンでの利用を想定しているという。

使い方はシンプルで、ワンタップで録音を開始すると画面が緑色に変わり、音でも録音中であることを知らせてくれる。スケジュールに登録された会議の時間になると軽い通知でリマインドしてくれるほか、文字盤のコンプリケーションから直接録音を開始することもできる。記録した内容は後ほどiPhoneやMac、Windowsからいつでも確認・編集が可能だ。

なぜ今、Apple Watchなのか

今回のリリースは、Apple自身がApple WatchへのAI機能強化を進めているタイミングと重なる。次期watchOS 27では、より高機能になったSiriと、会話履歴をまとめて管理できる専用のSiriアプリが導入される予定だ。Granolaのような外部開発者がいち早く手首でのAI活用に乗り出したことは、Apple Watchが単なる通知デバイスから、AIを活用する新たな入力端末へと変化しつつあることを示しているといえそうだ。

導入方法

Apple Watch版のGranolaを使うには、まずiPhone版のGranolaアプリをインストールまたはアップデートし、サインインした上で案内に従ってセットアップを行う必要がある。すでにiPhoneでGranolaを利用しているユーザーであれば、追加の手間なくすぐに試すことができるだろう。

エンタモ編集部の視点

パソコンの前に座って行う会議は、もともと記録しやすい場所でした。抜けていたのは散歩しながらの1on1や、ホワイトボードの前での立ち話のほうです。今回の対応は、その空白を埋めにきたものと見るのが正確でしょう。ただ、手首のワンタップで録音が始まるということは、相手から見て録音が始まったことが分かりにくいということでもあります。緑に変わる画面と通知音は、その配慮の表れだと考えられます。

AI議事録が急に実用になったのは、聞き取りの精度が上がったからではない

音声を文字にする技術そのものは、10年以上前から実用水準にありました。それでも会議の文字起こしが定着しなかったのは、出てくる文章の量が理由です。1時間の会議を全部書き起こすと、たいてい1万字を超えます。読み返すのに会議と同じくらいの時間がかかるので、結局は誰も開かないファイルが増えるだけでした。

変わったのは要約の側です。大規模言語モデルが、話の流れから決定事項とタスクを抜き出せるようになって、初めて「後で読む」が成立するようになりました。文字起こしは手段で、価値があるのはその先の圧縮のほうだった、ということです。

Granolaが音声だけに頼らず、ユーザーが手で入力したメモと組み合わせる設計を採っているのも、この文脈で理解できます。会話の中でどこが重要だったかは、機械よりその場にいた人のほうが分かる。人が打った短いメモを手がかりにして音声から拾い直す、という分担になっています。腕時計版が「録音を始める」という一点に絞られているのも、残りをあとから他の端末でやればいい、という前提があるからです。

出典:9to5Macより。翻訳・要約はエンタモ編集部。

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