小島秀夫氏63歳、制作40周年に「ゲーム作りに集中したい」

節目が三つ重なった年の誕生日に、本人が時間の使い方について語りました。年齢の話としてではなく、限られた時間を何に配分するかという話として読むと、発言の重みが見えてきます。
本人が語った内容
誕生日に寄せたメッセージで、年齢を重ねることについて次のように述べています。
「歳を重ねるほど、やらなければならないことと、やりたいことは増え続ける。同時に、それをやるための時間は減り続ける。時間の使い方を、常に見直す必要がある」
そのうえで、さまざまな機会や依頼を受けながらもゲーム制作に集中し続けたいという意思を示しています。
2026年に重なった三つの節目
この年に区切りが集中していることも、発言の背景にあります。
- 63歳の誕生日(8月24日)
- ゲーム制作40周年
- コジマプロダクション設立10周年
映像の仕事が増えているなかでの発言
近年、この人物には映像分野からの関わりが増えています。自作の実写化やアニメ化が進み、映画祭や制作の現場に呼ばれる機会も多い。
そのなかで「ゲーム制作に集中したい」と明言することには意味があります。選べる仕事が増えたときに、何を断るかを決めるという話だからです。時間が減り続けるという前段があるからこそ、この一文が具体的な選択として響きます。
進行中の2作について
現在は新規の2作を並行して進めています。ホラーを題材にした『OD』と、アクションとスパイものを掛けた『Physint』です。
『OD』は発売時期が公表されていません。『Physint』については2030年まで出ないと報じられています。どちらも数年単位の作業が残っているということになります。
40年で複数のシリーズを作ってきた人物が、いま2つの新しい題材に取り組んでいる。過去作の続編ではなく新規であるという点が、この発言と重なって見えます。時間が減るなかで新規を選ぶのは、配分としては重い判断です。
エンタモ編集部の視点
年齢の話としてではなく、時間の配分の話として読むと重みが出ます。やることが増え続け、使える時間は減り続ける。そのうえで映像の依頼を受けながらゲームに集中すると明言している。40年で複数のシリーズを作った人物が、いま続編ではなく新規2作を選んでいるという点も、この発言と重なって見えます。
出典:NME、Video Games Chronicle、GamesRadar の各報道。構成はエンタモ編集部。