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『ロキ』ディズニープラスで再浮上 アベンジャーズ新作予告で話題に

2026年7月24日 22:28エンタモ編集部
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『アベンジャーズ:ダウムズデイ』の本予告編が公開されたことをきっかけに、ディズニープラスで配信中のドラマ『ロキ』が視聴ランキングを急上昇させていると海外メディアが報じている。予告編にトム・ヒドルストン演じるロキが登場するのはごく短いシーンのみで、ソーやキャプテン・アメリカら他のキャラクターが目立つ内容だが、シリーズを追ってきたファンにとってロキがMCU世界において非常に重要な立ち位置にいることは周知の事実だ。

悪役から英雄へ、ロキの再評価

ロキは『マイティ・ソー』でアスガルドの嫉妬深い王子として登場し、自らがフロストジャイアントの出自であることを知って苦悩する。その葛藤は『アベンジャーズ』での本格的な悪役化につながり、幻術を駆使して何度も「死」を偽装しては新たな企みを仕掛けてきた。『マイティ・ソー/ダークワールド』や『マイティ・ソー/ラグナロク』では兄ソーとの絆が描かれ、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』冒頭でサノスに命を奪われる。しかし『エンドゲーム』での時間軸への干渉により、別バージョンのロキがテッセラクトを持って逃走したことで新たな物語が始まる。

TVAでの再生、そして相棒との絆

この分岐した時間軸は、時空の外に存在する官僚組織「TVA」の注意を引くことになり、ロキは捕らえられる。そこで彼は、本来の自分がたどった運命――母の死、ソーとの和解、サノスによる最期――を一気に知らされる。TVA制服に着替えたロキは、オーウェン・ウィルソン演じるモビウス捜査官との「バディもの」的な物語を展開していく。設定にはやや強引さもあるが、ヒドルストンは複雑な内面を丁寧に演じ、過去の過ちと向き合うロキの姿を説得力を持って描き出している。

シーズン2が示した「意味」

シーズン2では不安定化する多元宇宙が焦点となり、ロキ自身が時間の中で迷走する展開に。当初はカーンとの対決が次のアベンジャーズ級の脅威として想定されていたが、マーベル側の方針転換によりドクター・ドゥーム(ロバート・ダウニー・Jr)へとシフトした経緯がある。それでもシーズン2の結末は多元宇宙の本質に関わる重要な啓示を描いており、ロキ自身がその核心に関わる存在として位置づけられる点は変わらない。まさに『ダウムズデイ』公開前に見ておくべき作品といえるだろう。

エンタモ編集部の視点

予告に数秒映っただけで配信ランキングが動く、という現象そのものが興味深いところです。作品が面白いから観られているというより、次の映画を理解するための予習として消費されている。MCUにとってこれは強みですが、同時に新規の観客が入りにくくなる原因でもあります。1本観るのに何本も前提が要る、という状態が積み上がってきました。

ロキが悪役から主人公になれたのは、偶然ではない

多くのシリーズで、人気の出た悪役を主役に据えようとして失敗します。倒された相手をどう戻すかで無理が出るためです。ロキの場合、この問題が最初から回避されていました。

理由は彼の能力にあります。幻術を使い、死を偽装する。これがキャラクターの設定として最初から組み込まれていたため、退場と復帰を何度繰り返しても物語が壊れませんでした。「また生き延びていた」が、この人物にとっては裏切りではなく通常運転だということです。

そのうえで『エンドゲーム』の時間移動が、決定的な逃げ道を作りました。本編で死んだ本人とは別に、分岐した時間軸の本人が存在するという形です。多元宇宙という設定は物語を複雑にする一方で、キャラクターを退場させても失わずに済む装置として働いています。TVAという時空の外にある組織を置いたのも、その延長にある発明でした。

出典:Polygonより。翻訳・要約はエンタモ編集部。

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