次期「MacBook Neo」は2027年登場か A19 Proチップ搭載でGPU性能が最大40%向上の見込み

アップルが今年投入した低価格ノート「MacBook Neo」の次世代モデルについて、現時点で分かっている情報が伝えられた。次期モデルは2027年の登場が見込まれ、性能面で大きな底上げがありそうだ。
チップはA18 ProからA19 Proへ
現行のMacBook Neoは、iPhone 16 Proと同じA18 Proチップを搭載している。Bloombergの報道によれば、アップルは次世代モデルにA19 Proチップを採用する方向で開発を進めているという。
GPUは最大40%の性能向上
A19 ProはCPUのシングルコア・マルチコアのテストでA18 Proより10〜15%ほど高速とされる。さらに大きいのがGPUで、ベンチマークでは最大40%の向上が示されている。A19 Proは全てのGPUコアにニューラルアクセラレータを内蔵しているためだ。同チップはiPhone 17 ProやiPhone Airにも使われている。
「選別品」の採用が有力
記者のティム・カルパン氏によると、MacBook Neoにはビニング(選別)されたA19 Proが使われる可能性が高い。iPhone 17 ProのA19 ProがGPU6コアであるのに対し、MacBook Neo版は5コアになるとみられている。現行モデルも、iPhone 16 Pro向けの余剰チップを転用することで低価格を実現していた経緯がある。
599ドルの衝撃が続くか
現行のMacBook Neoは599ドルという価格で登場し、大きな反響を呼んだ。次世代モデルでも同じ価格帯を維持できるかが、注目のポイントとなりそうだ。
エンタモ編集部の視点
GPU最大40%向上という数字以上に注目すべきは、低価格帯のMacBook NeoにiPhone系のAシリーズチップを載せる戦略だ。自社設計チップの量産効果を廉価モデルにも波及させ、性能と価格を両立させる。PCとスマホのチップ境界が溶けていく流れは、Appleが築いた垂直統合の強みが最も効く領域であり、他社が追随しにくい差別化になっている。
スマートフォン用のチップをノートに載せるということ
この機種の設計上の要点は、ノート専用ではなくスマートフォン向けのチップを使っていることにあります。低価格を実現しているのは、ここです。
利点は消費電力と発熱の小ささです。発熱が少なければ冷却の機構を簡素にでき、本体を薄く軽くできる。電池も長く持ちます。部品が減れば、そのぶん価格も下げられます。
この設計が成立する理由は、チップの開発費をスマートフォンの数量で回収できる点にあります。年に何千万台と作る製品のために設計されたものを、ノートにも流用する。ノート専用に起こすより、はるかに安く済みます。
性能は上位機に及びませんが、文書作成や動画視聴といった日常の用途では足ります。次世代でGPUが最大40%向上するとされているのも、スマートフォン側の世代交代がそのまま反映される構造だからです。この機種の性能は、スマートフォンの進歩に連動して上がっていくことになります。
出典:9to5Mac「MacBook Neo 2: Here’s everything we know so far」より。翻訳・要約はエンタモ編集部。