Android向けランチャー「Minimalist Launcher-Flow」が生産性重視で話題

Android端末のホーム画面をカスタマイズするランチャーアプリの中で、見た目の美しさよりも「作業効率」を追求した「Minimalist Launcher–Flow」が注目されている。海外メディアAndroid Policeのライターが数週間にわたり実際に使用し、その使用感をレビューした。
シンプルすぎるほど黒背景のホーム画面
このランチャーの最大の特徴は、真っ黒な背景に画面利用時間が表示されるという徹底したミニマルデザインだ。アプリは縦一列のリスト形式で表示され、画面上部から下にスワイプすることで全アプリ一覧にアクセスできる。装飾を極限までそぎ落とした結果、逆に集中しやすい画面になっているという。
「フォーカスモード」で通知や誘惑をブロック
本アプリには、指定した時間だけ通知をブロックする「フォーカスモード」機能が搭載されている。設定できる時間は15分から最大2時間まで。この間は電話・メッセージ・時計アプリのみが使用可能になり、SamsungのGalaxyシリーズやMotorola端末のサイドバー機能も一時的に無効化される仕組みだ。画面には残り時間を示すカウントダウンも表示される。さらに、1日の特定時間帯に指定アプリの利用を禁止する「デジタルデトックス」機能も備えている。レビューでは次のように紹介されている。
「このアプリの本当の強みは、特別な工夫をせずにこれらの機能へ簡単にアクセスできる点だ」
アプリごとの使用時間も可視化
ホーム画面に配置した各アプリには、それぞれの利用時間が表示される仕組みもある。レビュアーは前日にInstagramを2時間も使っていたことに気づき、驚いたと明かしている。また画面を横にスワイプすると「My Feed」というページが開き、画面利用時間・タスク・カレンダーの予定に加え、ウィジェットも追加できる。
カスタマイズ機能は一部有料
開発者はGoogle Playストア上でこのアプリを「Productivity Launcher(生産性ランチャー)」と呼んでいる。実際、アイコンパックの適用やアイコン形状の変更、壁紙のカスタマイズなど見た目を整える機能も用意されているが、これらの多くは有料機能となっており、月額または一回払いの料金が必要になる点は留意したい。
エンタモ編集部の視点
画面利用時間を見せる機能はiOSにもAndroidにも標準で入っていますが、数字を見ただけで使う時間が減った人はほとんどいないはずです。このランチャーが面白いのは、そこを一歩進めてホーム画面自体を退屈にしている点にあります。黒背景に縦一列のリスト、アイコンすら並べない。開いても楽しくない画面を作る、という引き算の設計です。
ホーム画面を丸ごと差し替えられるのはAndroidだけ
Androidではホーム画面そのものが一つのアプリとして実装されていて、標準のものを別のランチャーに置き換えられます。iPhoneにはこの仕組みがありません。ウィジェットやアイコンの見た目は変えられても、ホーム画面の動作そのものを差し替えることはできない。集中のためにホーム画面を作り替えるという実験が、いつもAndroid側で先に起きるのはこのためです。
ただし差し替えには副作用もあります。記事の中で、フォーカスモード中はGalaxyやMotorolaのサイドバー機能が無効化されると書かれていました。これはこのアプリ特有の話というより、メーカーが独自に足したジェスチャーやサイドバーが標準ランチャーと結びついているために起きる現象です。ランチャーを替えると、購入時に使えていた操作の一部が効かなくなることがあります。
導入するなら、まず数日だけ試して、自分が無意識に使っていた操作が消えていないかを確かめるのが安全です。合わなければ標準のランチャーに戻せばよく、データが消えるようなものではありません。
出典:Android Policeより。翻訳・要約はエンタモ編集部。