新Mac miniとMac Studioが発表 M6とM5 Ultra搭載、9月22日発売

デスクトップの2機種が同時に更新されました。価格の幅が899ドルから5,499ドルまで開いており、同じ「箱型のMac」でも狙う相手がまったく違います。構成を整理します。
Mac mini
下位の機種は、価格を抑えつつ性能を上げる方向で更新されています。
- M6:899ドルから。CPUの処理が従来比で約40%速く、ストレージの読み出しは2倍
- M5 Pro:1,699ドルから
- 通信:Wi-Fi 7、Bluetooth 6
- 有線:2.5ギガビットのイーサネット。10ギガビットへの変更も可能
Mac Studio
上位の機種は、メモリの量が大きく引き上げられています。
- M5 Max:2,499ドルから。統合メモリは最大128GB
- M5 Ultra:5,499ドルから。統合メモリは最大512GB(512GB構成のみ発売は10月下旬の予定)
- 性能:ストレージが2倍、CPUが約1.3倍、グラフィックスが最大1.8倍
- 接続:Thunderbolt 5。複数台をつないで束ねることも可能
512GBという数字の意味
上位機の統合メモリが512GBまで拡張された点は、単なる数字の更新ではありません。大規模な言語モデルを手元の機械で動かせる領域に入るためです。
この種のモデルは、動かすために大量のメモリを必要とします。従来は専用の機材か外部の計算資源に頼るしかありませんでした。デスクトップ機で完結できるようになると、扱えるデータの範囲が変わります。外に出せない情報を手元で処理したい用途では、意味が大きい。
複数台をつないで束ねられるという説明も、同じ方向を示しています。1台で足りなければ増やすという使い方を想定した設計です。
同じ箱型でも、狙う相手が違う
899ドルと5,499ドルでは、6倍の開きがあります。同じ「箱型のデスクトップ」でも、想定している使い手が別です。
下位機は、事務作業や動画視聴、軽い編集といった日常の用途に向きます。上位機は、映像制作や大規模なデータ処理のように、機材そのものが仕事の道具になる領域です。
この二つを同じ日に発表するのは、用途に応じて選んでほしいという提示でもあります。価格差が大きいぶん、自分がどちらの側かを判断しやすい構成になっています。なお、ここで挙げた価格は米国での金額です。日本での価格は別に確認してください。
エンタモ編集部の視点
899ドルと5,499ドルで6倍の開きがあります。同じ箱型でも想定している使い手が別です。とくに上位機の統合メモリ512GBは、大規模な言語モデルを手元で動かせる領域に入る数字で、外に出せない情報を扱いたい用途では意味が大きい。複数台を束ねられるという説明も同じ方向を向いています。
出典:MacRumors、Macworld、Forbes、および Apple の発表。構成はエンタモ編集部。