2026年9月10日(木)ENTAMO
世界のエンタメを、日本語で。
ガジェット

バイオハザード新予告にPS5ディスク廃止への抗議殺到

2026年7月29日 12:55エンタモ編集部

画像:Security Robot Alerts Trailer Park Residents To The Presence Of Evil/tomblanton1957(BY 2.0) / 出典 / ライセンス(本文の内容と直接の関係はないイメージ画像です)

スポンサーリンク

Zach Cregger監督が手がける新作映画『バイオハザード』の最新予告編が公開され、PlayStation公式YouTubeチャンネルに投稿された動画のコメント欄が、SonyのPS5ディスクサポート終了を巡る抗議コメントで埋め尽くされている。映画自体はSony Picturesの作品でPlayStationブランドとの直接の関係は薄いが、投稿先がPlayStationの公式チャンネルだったことから、ファンが不満をぶつける場になった格好だ。

どんなコメントが集まっているのか

動画には現時点で約2000件のコメントが寄せられている。主人公レオンにちなんで「レオン…物理ディスクはどこへ行った?」といったコメントや、「彼は現存する最後のゲームの物理版を運んでいるんだ」「この映画の物理版が待ちきれない」といった皮肉交じりの投稿が上位に並ぶ。中には「幸い上の階に古いタイプライターがあって、それでセーブできた」というジョークや、「PS5をブルーレイプレーヤーとして使うのが好きなんだ」という声もある。

なぜここまで反発が大きいのか

Sonyは2028年をもってPlayStationの物理ゲームディスクのサポートを終了する方針を示している。この決定に対しては数十万人規模の署名を集めた嘆願書も出されているが、専門家の見方ではSonyが方針を変える可能性は低いとされる。物理メディア離れの動きはSonyだけでなく他社にも広がっており、例えばRockstar Gamesの『GTA6』は80ドルで販売されるものの、ディスク版は用意されず、店頭のパッケージにはコードのみが同梱される形になるという。日本ではこのコードの引き換え期限が170日以内とされている点も話題になっている。

映画『バイオハザード』の公開情報

本作は米国で9月18日に劇場公開される予定。Cregger監督は前作『バーバリアン』『ウェポンズ』が立て続けにヒットしたことで注目度が高く、今回の新作にも大きな期待が寄せられている。

「Leon… where are the physical discs?」

エンタモ編集部の視点

予告編と無関係な抗議でコメント欄が埋まるのは、ほかに届く窓口が無いからです。数十万人分の署名を集めても、返事が来る保証はありません。公式チャンネルに上がったばかりの動画は、中の人が確実に目を通す数少ない場所として機能しています。皮肉なのは、この映画がSony Picturesの作品で、ディスク廃止を決めたPlayStation部門とは別の組織だという点です。

ディスクが無くなると、中古市場ごと消える

物理ディスクの話が単なる懐古で終わらないのは、そこに流通が乗っているからです。ディスク版は中古で売れます。ダウンロード版は売れません。日本では中古ゲームソフトの売買について2002年に最高裁の判断が出ていて、販売は適法とされています。長く議論された末に決着した論点でした。ディスクそのものが無くなれば、この結論があっても取引の対象が存在しなくなります。

もうひとつは、遊べなくなる問題です。配信ストアからタイトルが消えると、そのあとに手に入れる方法がありません。ディスクなら、発売から何年経っていても中古で探せます。過去の作品を後から追いかける道が、丸ごと細くなるということです。

記事に出てくるGTA6のような、箱の中にコードだけを入れる方式にも同じ問題があります。日本では引き換え期限が170日以内とされているとのことですが、これは箱を持っていても期限を過ぎれば遊べないという意味です。棚に並んでいるものが、これまでの「ソフト」とは別のものになりつつある。抗議の背景にあるのは、たぶんこの感覚です。

出典:GameSpotより。翻訳・要約はエンタモ編集部。

スポンサーリンク

Related