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「スペースボールズ続編」リック・モラニス復帰、コミコン初登場で客席大歓声

2026年7月29日 12:56エンタモ編集部
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1987年の傑作パロディ映画『スペースボールズ』の続編『Spaceballs: The New One』が、米サンディエゴ・コミコンのメインステージ「ホールH」で初お披露目された。最大の話題となったのは、悪役ダークヘルメットを演じたリック・モラニスの登場だ。『ゴーストバスターズ』などで知られる同氏は今世紀に入り映画・テレビへの出演がほとんどなく、今回がコミコン初登壇。会場では「リック!リック!リック!」の大合唱とスタンディングオベーションで迎えられた。

モラニス登壇に会場が熱狂

司会を務めたケヴィン・スミスは「あなたは僕らの子供時代をより良くしてくれた」とモラニスに感謝を伝えた。ステージには続編の企画にも関わるジョシュ・ギャドや、初代でヴェスパ姫を演じたダフネ・ズニーガも同席。監督のジョシュ・グリーンバウム、キキ・パーマー、ルイス・パルマンらキャストも登壇し、賑やかなパネルとなった。

企画のきっかけは娘の一言

ギャドは続編誕生の裏話を披露した。モラニスと共に『ミクロキッズ』続編を企画していたが頓挫。その後、娘と一緒にモラニス出演作を見返していたところ、娘から「パート2は見られないの?」と聞かれたのがきっかけだったという。その夜、続編の夢を見たギャドは、翌日にはメル・ブルックスにアイデアを持ち込んだと語った。

ブルックス本人はビデオ出演

96歳のメル・ブルックス本人は会場に登壇しなかったが、収録映像で登場。約40年間作品を愛し続けたファンへの感謝を伝えた。また、モラニスやビル・パルマン、ズニーガとの再会シーンや、台本について語る様子も映像で紹介された。予告編や本編映像の公開はなかったものの、監督グリーンバウムは撮影前にブルックスから受けたアドバイス「まず“アクション!”と言え。“カット!”ではない」というユーモラスな逸話を披露した。

今作のテーマは「ノスタルジー」

ギャドは新作の方向性について「40年前とは映画業界そのものが変わった」と説明し、続編やノスタルジー文化そのものを題材にしていると語った。スミスも「初代の頃はパロディ対象が三部作だけだったが、今は延々と供給され続けている」と指摘。パネルでは、マーベル・スタジオのような長期的な「フェーズ」計画を模したジョーク企画も公開され、会場を笑わせた。

エンタモ編集部の視点

会場の反応の大きさは、映画の期待値そのものというより、戻ってきた俳優個人へ向けられたものだ。企画のきっかけが娘の一言だったという話も、続編づくりの動機として素直で伝わりやすい。予告編も本編映像もない状態でこれだけ話題になったこと自体が、この題材の強みを示している。ノスタルジーを題材にすると宣言している点は、期待と同時に難しさも抱え込むことになる。

リック・モラニスの不在が意味していたもの

モラニスは1990年代後半から俳優業をほとんど離れていました。仕事を失ったわけではなく、妻を亡くしたあと子育てを優先するという本人の選択によるものです。オファーが来なかったのではなく、本人が受けてこなかったという状態が20年以上続きました。

だからこそファンにとっては「戻ってこないかもしれない人」であり続けました。会場での大合唱とスタンディングオベーションは、映画への期待というより、その長い空白が終わったことへの反応と見るのが自然です。

『スペースボールズ』は、スター・ウォーズをはじめとするSF大作をからかった作品で、パロディ映画の巨匠メル・ブルックスの代表作のひとつです。公開から40年近く経って続編が動くということは、当時から観ていた層が今も客席にいることを意味します。新作がノスタルジーそのものを題材にすると語られているのは、この状況を作り手が自覚しているからでしょう。

出典:The Hollywood Reporterより。翻訳・要約はエンタモ編集部。

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